水道は台所や洗面所、浴室やトイレ、洗濯機など家の中の多くの場所で使用します。使用する箇所が多いため、蛇口やその他の栓など、どこか一箇所でも劣化すると水漏れを起こしてしまい、水道の使用量が増えて水道料金が高額になってしまいます。普段使用しているような蛇口が故障していればすぐに水が漏れていることに気が付きますが、トイレのタンクなどの見えない場所で少しずつ漏れている場合もあります。このため、定期的に家の中で水漏れが起こっていないかどうかをチェックするようにしましょう。
水漏れを調べる方法ですが、水道メーターを確認します。一般的な水道メーターには3種類のメモリと、パイロットと呼ばれる回転式の表示機があります。最小のメモリでも1L単位なので、少量の水が漏れている場合にはメモリを見ても判別することができません。そのため、パイロットが回転しているかどうかでメーターが流水を感知しているかどうかを知ることができます。パイロットが少しでも回転していたらメーターは水が流れていることを感知するため、水道が使用されたとみなされて計測されます。パイロットが停止していればメーターが水の流れを完治していない状態なので、メーターの表示量は変化しません。
水漏れをチェックする手順ですが、まず最初に家の中にあるすべての蛇口やその他の場所で水を止めます。トイレを使用しないようにして、洗濯機への給水用の蛇口も閉じておきます。次に元栓(止水栓)を閉めてみて、水道メーターのパイロットが完全に停止していることを確認して、メーターに水が流れていないことを確認します。集合住宅であれば、止水栓が隣の家の元栓と並んで設置されている場合があります。マンションやアパートに住んでいる方は、間違えて隣の家の元栓を閉めないように注意しましょう。
再び元栓を開けて、しばらくメーターのパイロットを観察してみます。水漏れがなければ水道メーターのパイロットは停止した状態を保ちます。どこかで水が漏れていたらパイロットが回転して、メーターに水が流れていることを判別することができます。
もしもどこかで水が漏れているようであれば、そのままパイロットが回転している状態にして家の中の蛇口などをすべてチェックしてみます。水漏れしている場合には、トイレタンクである場合が多いです。タンクを開けてみて、トイレを使用していない状態でタンクから水の流れる音の有無をチェックしてみましょう。家のどこかで水漏れを発見したら、早めに修理を依頼するようにします。
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