水道には様々なタイプがありますが、その中でもキッチンに多く採用されているのがシングルレバーという混合水栓です。名前の通り1本のレバーで水とお湯を切り替えるタイプの蛇口で、平均的な耐用年数は10年程度とされています。この期間を過ぎると、様々な場所から水漏れしてしまうようになるので注意が必要です。
シングルレバーの場合、主な水漏れ箇所としては吐水口や本体、レバーの隙間や水栓の設置部分などが挙げられます。どの部分から水漏れしているかによって最適な対処法も異なってくるのですが、素人ではなかなか正しく判断することができません。修理するためには部品を細かく分解したり交換しなければならないこともあり、素人が下手に手を出すと蛇口として機能しなくなってしまう危険性もあります。できれば自分で修理に挑戦するのではなく、修理専門の業者を呼んで調べてもらうようにしましょう。特に、水漏れの勢いが強い場合やキッチンが耐用年数の10年を超えてしまっている場合、根本的な部品交換などが必要になる可能性が高いので、最初からプロに依頼しておいた方が手間がかかりません。
プロの修理業者に依頼する場合は、まず見積もりを取ることが大切です。電話で問い合わせると、簡単に状況を伝えるだけで見積もり額を教えてくれる業者も多いです。電話だけなら無料で見積もりしてくれることがほとんどなので、気軽に問い合わせてみましょう。キッチンが水漏れすると料理や洗い物も満足にできませんし、ずっと水が流れている様子を見続けるのもストレスになります。少しでも早く修理に来てくれる業者を探す必要があるので、深夜や早朝などいつでも駆けつけてくれる業者を日ごろからピックアップしておくことをお勧めします。基本的には数社から見積もりを取った後に依頼する1社を決めるのが良いのですが、水の勢いが激しいなど急いで修理してもらいたい場合は、信頼できる1社に最初から依頼するのも一つの選択肢です。簡単な修理内容なら5,000円程度の作業費で済むこともありますし、業者によって数倍も価格設定が異なるようなことはないので、スピードを重視するのも良いでしょう。その場合は、修理実績やノウハウが十分にある中堅以上の業者を選ぶことが大切です。インターネットの口コミや評判を調べ、過去にトラブルが無かったかも調べてから依頼するようにしましょう。急な修理だとじっくり調べる時間がないので、日ごろからいくつか目星を付けておくことをお勧めします。
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